Posts categorized "旅行記"

December 26, 2011

SESSION #201 「さようなら、荒尾競馬場」

201なんとなく、久しぶりの更新となります。

前回の更新から今まで色々なことがありました。

特にプロ野球・日本シリーズに関してはナゴヤドームでの3連敗を目の当たりにするという、あまりに大ショックな事件も。

こんなブログにのほほんと観戦記を書く気にもならないほどの精神状態だったので、ほぼ野球観戦記となっているこのブログですら日本シリーズに関してはスルーしました。

で、久しぶりに書くわけなんですが、前回に続き今回も九州への旅行記だったりします。

前回、10月の初頭に鹿児島・宮崎・熊本へと旅行に行ったのですが、今回は大分・熊本のあたりへ。

と、いうものの、今年の8月頃に熊本県にある荒尾競馬場が廃止になるという報を耳にし、あの有明海を望む競馬場へもう一度行きたいと思っていたのを何とか実行に移したかったため。

嫁と息子には納得してもらえるよう、競馬場に行く前日は湯布院の温泉に一泊し、自分が競馬場に行っている時間は博多のキャナルシティでお買い物をというプランで今年2度目の九州へ。

8年ぶりに訪れた荒尾競馬場。 コースの向うには有明海、その向こうには雲仙・普賢岳。 4コーナーの後ろには三池の灯台。 名物のシーフードカレー。 これが楽しめるのもこの日が最後に。

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(競馬場の向うには有明海、その後ろに見えるのが雲仙の山々)


October 10, 2011

SESSION #200 「南国・宮崎でプロ野球を観た!」

200
この記事をもって、ちょうど200回目の記述となります。

どれほどの人数がこのページを読んでいるか判りませんが、かれこれ9年ほど続けることが出来ました。

その区切りの200話目ですが、例によってまたも野球の話です。

先日、九州へ4日ほど旅行へ行ってきました。

数年前に結婚し、今年は長男も生まれ、なかなか遠出をする機会、とくに独身時代のように競馬場やら野球場やらを巡るような旅行をする機会はほとんど無くなってしまいましたが、今回はちょうど旅行の日程に合わせたかのように、ドラゴンズ2軍がファーム日本選手権を日本ハムと争うという試合が宮崎県で予定されていたので、これ幸いとばかりに宮崎のサンマリンスタジアムへと応援に出掛けてまいりました。

宮崎サンマリンスタジアムはジャイアンツが宮崎キャンプで使用していることでも有名なんですが、中日ファンの自分にとっては、こんな機会でもなければまず訪れる機会の無いであろう球場。 そして、生後8ヶ月になる息子はこれが初めての野球観戦となったわけです。

収容人員3万人、内外野とも天然芝のプロの興行には充分なサンマリンスタジアム。 しかしながら、欠点を言えば交通の便が悪いことか。 最寄り駅からは徒歩15分なのだが、いかんせんローカルなJR日南線。 列車は一時間にわずか1本。 そして、駅から球場までは民家が立ち並ぶ狭い迷路のような道を抜けていかなければらなない。 さすが地方球場といった洗礼をいきなり浴びせられることに。

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(球場への案内看板 民家の塀の上に申し訳程度に掲げられており、この看板を見つける事自体が難しい)

試合の内容は、完全な2軍メンバーで臨んだ日本ハムに対し、中日はドラフト1位の未来のエース候補・大野を先発に起用。 なるほどこれだけならば確かにファームの試合っぽいが、そこは一軍が飽和状態のドラゴンズ。  スタメンに名を連ねたのは野本、小池、藤井、前田章などの完全に一軍のレギュラーもこなしていたメンバーたち。

中日がリードして迎えた6回には今季故障で出遅れた中継ぎ左腕のエース・高橋聡も登場。 このメンバーで負けるわけにはいかないドラゴンズ、最後はちょっとヒヤリとする展開ながらも日本ハムを下しファーム日本一を達成。

そして、九州は鹿児島県出身の中日・井上2軍監督が胴上げで宙を舞ったのでありました。


July 26, 2011

SESSION #198 「香港旅行記 音楽編」

7月22日より二泊三日で香港へと行ってきました。

今回の目的は旅行は旅行なんですが、自分の所属する社会人バンド「レア・サウンズ・ジャズオーケストラ」の香港演奏旅行という、何やら大変そうなイベントでの遠征でした。

何が大変かというと、演奏が目的なので、あの巨大なバリトンサックスを香港まで持っていかなければならないという難関がまず待ち受けているわけでして。

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まずは、いきなり中部国際空港でこの写真のように、知らない人が見ればどう観ても不審物なこのケースを海外まで輸送する手はずを整えなければならないのです。

それでも、バリトンサックスは一応はX線検査をしようが管楽器は管楽器な訳で、案外と簡単にこれはスルー。 しかしながら、バンドメンバーでベース担当のO氏は楽器ケース内に入れていた調弦用のドライバーや指のすべり止め用スプレーなんかは不審物・危険物として事細かに取調べを受けていました。

香港は海外といってもそれほど遠くなく、飛行機で約4時間。 日本との時差は1時間しかなく、それほど飛行機での移動は苦にならず。 苦にはならなかったのですが、香港に着くなり観光もそこそこ、いきなり現地の音楽スタジオで練習を行うというレア・サウンズならではの強行日程が待ち構えてました。

香港の市街地からは少し離れたダウンタウンのさびれたビル街。 その古いビルの13階の1室にある練習場へとバンドメンバー一行は向かうことに。 まさか、香港の大混雑した地下鉄の中を、香港の人ごみにあふれる街を、あの巨大なバリトンサックスのケースを抱えて歩くことに。 

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(この古いビル街の一角にある音楽スタジオへバリトンサックスを持って大移動)

疲れたは疲れたのですが、これも一つのいい経験として今後の活動に生かします。

で、二泊三日目の2日目がメインとなるライブへの出演の日。

香港島の中心にある金融街、セントラルシティのビルの地下にあるライブハウスが演奏の会場。

今回は地元・香港のビッグバンド、「アイランド・エクスプレス・ジャズ・オーケストラ」さんがホストとなり、その対バンという形でレア・サウンズも演奏を行うというイベントでした。
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(会場の写真 ステージは例によってかなり狭いです)

会場のキャパは200人ほど。 そこが満員になり立ち見が出るほどのお客さんが入るとはよもや想像はできなかったのですが、ホストバンドのアイランド・エクスプレスさんの集客力の強さに加え、香港に住む日本人が「日本からのバンドが来るらしいんで聴きに行こう」と我々と面識も無いのに会場に足を運んでくれたという話を聞いたときは本当にありがたく思いました。
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(超満員のお客さん 本当にありがとうございます)

会場の雰囲気にも乗せられ、演奏は楽しく。 そして、対バンのアイランド・エクスプレスさんのメンバーの方々(日本人も香港人もいる)もとても楽しい人ばかりで、自分自身としては初となる海外での演奏は、まずまず成功だったんじゃないでしょうか。

それにしても、バリトンサックスを担いでの移動は本当に大変でしたが。 両バンドのメンバーからのこれだけは本当に同情されました。 バリトンサックス奏者の宿命ですね。

(香港旅行記 次回につづく)


January 13, 2010

SESSION #187 「お城と野球とミカンの国・えひめ」

先日、愛媛県まで二泊三日ほどの小旅行に出掛ける。

なぜに愛媛県かといえば、愛媛には競馬場は無いため、過去に四国といえば高知や香川には行ったことがあるものの愛媛にはほとんど縁が無かったため、どうせなら行ける時にでも行っておけという思いつきからだ。
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(松山城 連立式の現存天守が美しい)


とりあえず愛媛といえば、現存天守閣の松山城と宇和島城の二つを要し、さらには全国にも珍しい木造による再建天守閣の大洲城をも持つ、城マニアにとっては全国屈指の聖地。

最低でもこの3つの城だけは見逃せない。
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(2004年に木造で再建された大洲城 内部は白木の香りが心地よい)


さらに、どうせ行くならば再建天守閣とはいえ、今治城も見ておきたい。

あと、愛媛・松山といえば道後温泉。 こちらも行くからには一度くらいは入っておかないと。

というわけで、お城めぐりを中心とした三日間の愛媛観光。

十分満喫し、帰りにはちょこっと途中下車した香川県にて丸亀城も観てきたので、結果的には3日間で5つのお城を廻ったことに。

それから、愛媛県を周っていて、目に付いたもののひとつに、「今治西」・「松山商」・「済美」・「宇和島東」といった全国でも名の知れた高校野球の名門校。

そういえば愛媛は野球が盛んな土地でもあり。 ドラゴンズ関係で言えば野口投手や平井投手とか。 

次回、また愛媛に行く機会があれば今度は「松山・坊ちゃんスタジアム」にて野球観戦でもしたいところですな。
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(外観だけは見てきた坊ちゃんスタジアム)


August 29, 2009

SESSION #183 「トワイライト・エクスプレス」

183先日、世間よりも遅れながらにして夏休みというものが取得できたので、ちょこっと北海道へと旅行をしてきました。

毎度毎度、毎年のように出かけている北海道なのだが、今回はかつてよりの目標としていた「トワイライト・エクスプレス」に乗っての旅をついに敢行。

知らない人のために説明しますと、「トワイライト・エクスプレス」とは大阪から札幌を22時間かけて結ぶJRが誇る豪華寝台列車のことでして、今年で運行開始から20年となるのだが、その人気は未だ高く、特に上級個室寝台車となる、「スイート」と「ロイヤル」は発売と同時に売り切れてしまうというプラチナチケットなのであります。

で、このプラチナチケットをどのように入手するかというと、JRのチケットは運行日のちょうど1ヶ月前の午前10時より発売されるので、乗りたい日の一ヶ月前に「みどりの窓口」で10時ちょうどに発券機の端末を係りの人に押してもらうという、通称「10時打ち」という方法であとはそれに運を任せるしかないのです。

ちょうど7月の終わり頃の仕事が休みの日に、わたくしもこれをやって、見事「ロイヤル」の寝台券をゲットするのに成功したので今回の旅行の計画を実行に移すことができたのでありました。
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 (これがそのチケット ちゃんと「ロイヤル」って書いてありますよね)


憧れの豪華寝台特急。

乗車してすぐに運ばれる「ウェルカム・ドリンク」はワイン・コーヒー・ジュースなどから選ぶことができ、迷わず嫁と二人で赤白のワインをそれぞれオーダー。

大阪駅をちょうどお昼の12時頃に発車し、札幌に着くのは翌日の朝10時。

その間、食堂車での優雅なお食事、琵琶湖や日本海などの眺望、サロンカーでのくつろぎ、車内販売の限定のお土産などなど・・・22時間の鉄道旅を満喫。

これは本当に素晴らしい。
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July 05, 2009

SESSION #180 「SLやまぐち号は遥かなり」

春先のこと。

うちの嫁がおもむろに「劇場版・銀河鉄道999」のDVDをレンタルしてきた。

この超・有名アニメを今まで観たことがなかったらしく、一度くらいは見ておきたいと古い劇場版の二作品を観だしたのだ。

おそらく、その直前に島本和彦の「アオイホノオ」というマンガを読んで松本零士に興味を持ったという単純な理由があったとは思うのだが。

さらに単純なことに、999を観終わるや今度は、

 「汽車に乗りたい」

と言い出す始末。

あのねぇ、999見て蒸気機関車に乗りたいなんて言い出すのは、だいたい5歳か6歳くらいの男の子のやることですよ。

その昔、言うまでも無く自分もおなじことを親に言ったものでしたが、まさかそれから25年もたってから同じことを嫁に言われることになるとは。

で、行ってきました。

我が家からの近場ならば静岡の大井川鉄道でも汽車には乗れるのだけども、どうせならばと選んだ先は、山口線のC57が牽引する「やまぐち号」。
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新幹線で新山口までむかい、そこから乗る約2時間の汽車の旅。

まだ青春18切符シーズンではないので、マニアな方々も少なく、車内の雰囲気はお子様やお年よりも多く、比較的まったり。

自分自身も蒸気機関車に乗るのは久しぶりだったし、けっこう楽しめました。

次は熊本の人吉号でも乗りたいなぁ、とか思ったりして。

(写真は途中の駅で停車中のやまぐち号 比較的マニアが少ないので写真が撮りやすいです)


March 23, 2009

SESSION #177 「関西へ出掛ける」

平日ながらも仕事はお休み。

家のテレビでゆっくりWBCでも観ていればいいようなこんな日、天気もいいのでフラっと関西にお出掛け。

まずは、3月といえばココ。
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甲子園球場でセンバツを観戦。

大型リニューアルの終わった新・甲子園球場の様子はいかがなものか、と。

当初の予定では今日は大会3日目で、PL学園・箕島・慶応らが出てくる注目の日のハズだったのだけども、前日の試合が雨で順延に。

観戦したのは、報徳-高崎商、清峰-日本文理、福知山成美-国士舘の3試合。

第一試合の途中に到着し、第二試合は最後まで観戦。

第三試合は、成美の投手がなかなかよかったんで最後まで見たかったけど、この後の予定もあったため途中で退席。

阪神電車に乗って、難波に移動。

そう、ほんの3日前に阪神電車が難波への乗り入れたので、せっかくの機会だからこれに乗ってみようと。
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 (写真は記念ヘッドマークをつけた新1000系)


それにあわせて阪神と近鉄との直通運転も開始されたので、甲子園駅の乗り場の案内看板にも「梅田・尼崎・難波」方面に続いて、「名古屋・伊勢志摩」方面の表記が追加されておりました。

なお、新規開業となった阪神なんば線の途中には大阪ドームへの最寄駅となる「ドーム前」駅もあり、プロ野球シーズンなら甲子園と大阪ドームをハシゴするのも簡単になりました。

で、難波に着いての目的地は大阪府立体育館。

三月といえば、大相撲三月場所が大阪で開催中。
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満員御礼こそ出ていないけども平日としては上々の客入りか。

結びに組まれた、把瑠都・朝青龍の取り組みは期待に違わぬ大一番(写真のやつです)。


とりあえず、この春の関西での注目行事にはひととおりの参戦が完了。

プロ野球の季節がきたら、競馬のG1のシーズンがきたら、たぶんまた遊びに行きます。


November 24, 2008

SESSION #169 「九州へ上陸する」

169野球のシーズンでも無く、競馬が目的でも無く。

独身時代とは違い、結婚してからは旅行というと、普通に観光が目的の旅行をすることの多くなった自分。

二泊三日で九州へ旅行に出掛ける。

もちろん、今回だって野球も競馬も無しの旅だ。

だが、この時期の九州といえば大相撲九州場所が開催中。

過去に、両国、名古屋場所、大阪場所での観戦を経験している自分にとっては、この九州場所の観戦を終えれば国内4場の相撲観戦が完了する。

というわけで、大相撲観戦を絡めた九州3日間の旅。
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行ってきた先は、
 福岡県
・門司港
・太宰府天満宮
・大相撲九州場所

 熊本県
・熊本城
・阿蘇南鉄道 立野鉄橋
・阿蘇山 中岳の火口

 大分県
・宮地 阿蘇神社
・豊後竹田 岡城址
・別府温泉
・地獄めぐり
・サンリオ ハーモニーランド

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以上の九州北部の3県。

利用した主な乗り物は、
・ANA B737-500
・新幹線0系「こだま」
・特急「ソニック」
・特急「有明」
・快速「あそ1962号」
・特急「九州横断特急」
・西鉄特急8000系

新幹線0系は来週をもって完全に引退するのが決まっているので、おそらくこれが最後の乗車となるだろう。

また、自分でも意外なことに、大分県は今回が人生で初の上陸。 そういえば、北海道は過去に何度も行っているのに、九州へは3度くらいしか行った事が無かったりする。 だが、やっぱり行ってみると九州だって観光力は北海道に決して負けてはいない。 九州南部の宮崎・鹿児島・沖縄の3県は野球と競馬場が無いために未だに行った事がないのだが、次はこのあたりにも行ってみようか。

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この写真は大分県竹田市の岡城址。
かつて滝廉太郎は若かりし頃住んだこの街のこの城跡を思い出して、名曲「荒城の月」を作曲したという。 今は紅葉の季節だったが春には桜も美しく、まさしく「春 高楼の花の宴」を実体験できる地。
一般にはあまり観光地としては知られていないが、訪れた中では特に印象に残った。
たくさんの城郭址の石垣がほぼ完全な形で遺されており、城マニアとしては必見のスポットでもある。


October 18, 2008

SESSION #167 「北海道でナイターを観戦」

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二泊三日で北海道へ出かける。

5月に函館にも出かけているので、今年2回目の北海道旅行。

今回の目的地は旭川と帯広の2ヶ所。

お目当てはナイターの観戦に。

ナイターといっても野球にはあらず。

このシーズンになってもまだやっているナイター競馬を観に行くため。

さすがに10月も下旬になっての北海道。

日中はまだ暖かいものの、夜になるとかなり冷える。

ナイターで競馬を観るためだけに、こんな時期に北海道まで出掛けるなんてのは、一般人からしてみれば本当に酔狂なんだろう。

が、競馬打ちには競馬打ちなりの理由があるわけでして。
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この度の旅行の費用は往復の飛行機と二泊の宿代の合計で2万9500円ナリ。

飛行機は中部から千歳へのANAの便、もちろん宿もちゃんとしたホテルだけども、破格のこの値段。

今の時代、ちゃんと探せば何でも安く見つけれるのはありがたいのだけど、はたして企業はこれで利益でているんだろうか?

ちょっと心配になってしまうのだけども・・・

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あっ、一応は旭川に行ったと言うことで、話題の旭山動物園にも行ってきました。

数年前にも一度だけ行ったことあるので、2回目の旭山動物園。

動物園の駐車場にはレンタカーと観光バスばかり。

さすがに平日は道外からの観光客ばかりなんでしょうか、相変わらずの盛況ぶりに感心でした。


February 29, 2008

SESSION #154 「旅の最後はナド・アルシバ」

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もうドバイへ行っていたのは二週間も前のことなのですが。

これだけは書かないわけにはいかないので、ドバイの競馬場のことを。

競馬ファンならば、おそらくほとんどの人が知っているドバイのナド・アルシバ競馬場。

今回の旅行で、ちょうど運の良いことにドバイ滞在日と競馬場の開催日が重なったので行くことができました。

当初、競馬場で夕食をとる(ドバイの競馬場はナイター開催)という予定で、地元のツーリストにディナー付きの指定席スタンドを申し込んだところ予約でいっぱいということで、それならば指定席のみでということで、ミレニアム・グランドスタンドのラウンジシートの予約をとったのだったが。

いざ、スタンドの席へとむかってみると、そこはおシャレに着飾った白人たち(まちがいなくイギリス人だ!)の社交場で、東洋人などは自分たち夫婦のみ。

みんなラウンジでお酒を飲み、レースの時間になるとコースの見えるテラス席へ移動して競馬を見物するという場所。

こりゃ、競馬場ではなくサロンじゃないか。

こ、これは失敗した。 わざわざ日本で競馬を打つ時と同じく新聞を片手にハンチング帽をかぶって乗り込んだ自分はあきらかな場違い。

もしかして、間違えてディナー付きの席が予約できちゃってたら、いったいどんな世界に放り込まれていたのかと思うと、ちょこっとだけホっとしたわけですが。

なんとなく、競馬駆け出しのころエプソムとかロイヤルアスコットとかのイギリスの貴族競馬に憧れた事もあったけど、そんな場所に日本人が入ろうものならば即座に異端の目で見られてしまうということがハッキリとわかりました。

もし、この環境をプレッシャーの思わない日本人がいたとしたら、それはよっぽど高貴な家にお生まれのかたか、それかただのバカかのどちらかに間違いない。

一昨年の凱旋門賞のとき、ディープインパクト騒動でフランスのロンシャン競馬場で大騒ぎをした日本人はいったい何を競馬場で感じ取っていたのかをちょっと知りたくなったが。

で、そんな居心地の悪いラウンジからは退散して一般席に陣取ってレースを見てたんですが、隣の席に座っていたアラビアンなおじさんが笑顔で、「ニーハォ!」と挨拶してくるので、「ジャパニーズだよ!」と言ったら、「オレはイラン人なんだけど日本が大好きだよ」と言って、お菓子をくれました。

はやり、競馬場はこういう人たちがいる場所のほうが居心地がいい!

この日のメインレースはUAE2000ギニー(G3)。

勝ったのはオナーデビルという馬。

いずれこの馬が、UAEダービーを勝って、いつかジャパンカップで日本に遠征してきてくれたら、ちょっとうれしいかも。

そんなことを考えるヒマも無く、このレースの4時間後には自分は日本に向かう飛行機の中。

そして、中部国際空港につくなり、あの忌まわしい検疫でのインフルエンザ事件へと続き、この旅は幕を閉じるのでした。

(写真はメインレースUAE2000ギニーのゴール前)


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