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October 2009の記事

October 12, 2009

SESSION #185 「立浪・公式戦最終打席」

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自慢というわけではないのだが、自分は21年前にナゴヤ球場で立浪の初打席と初安打となる試合を観戦した。 またその約二週間後、同じくナゴヤ球場で立浪の初本塁打も目撃した。

当時、自分は小学6年生。 そして、いまや33歳。 それだけの年月が流れても、立浪はずっと中日のユニフォームを着て、ずっと活躍し続けていた。

あの、初打席を目撃した者として、できることならば最後の打席も見届けたい。 なんかそんな使命感にかられ、ドラゴンズの今季最終戦を観戦すべく、神宮球場へと出掛けた。

ヤクルトも中日もすでに順位が確定した消化試合。 まったりとした展開が続いていた中、事件は7回裏に起きる。

ヤクルト・デントナが中日・山井から打った左翼ポール際に放った打球。 レフトスタンドで見ていた自分には明らかにファールと判る打球を三塁塁審・佐々木がなんとホームラン判定。 落合監督が抗議に出るが、当然のことながら判定は覆らず退場処分に。 これに激高した中日ファンが大ブーイングのみならず、グラウンドにモノを次から次へと投げ入れるという収集のつかない状態に。
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(森コーチの怒りっぷりもすごいが、後方で状況を見つめるマスコット・つばくろうの姿がなんだかこっけいだ)

異常な雰囲気となった8回、守備につく中日ナインとともにグラウンド左翼よりに現れたのは、なんとグローブを手にした立浪だった。 通常、イニング前に外野手のキャッチボールの相手をするのは若手選手のハズなのだが、ヒートアップしすぎたレフトスタンドの中日ファンをなだめるため立浪が自ら出てきたのである。
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いや・・・さすがに中日ファン、怒るのは仕方ないが立浪にあそこまでさせてはいけなかったなぁ。 自分も含め反省。

ちなみに、このファール判定の件だが、審判の説明もやや意味不明で、プレー直後に場内ビジョンでは明らかにファールと判るリプレイが流れ場内が騒然となったため、その後は一度たりとも同映像は流れず、中日ファンからの大ブーイングの中で行われた試合後のヒーローインタビューでも、打ったデントナ選手は一度たりとも笑顔を見せることが無かったので、判定はともかくまぁ実際はどうであったのかは明らかなのだが。

そして、まさかの監督不在で迎えることとなった立浪の公式戦最終打席は九回裏・二死走者なしという場面で迎えることとなった。 結果はセカンドフライ。
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立浪の今までの活躍からすれば、何とも地味な最終打席ではあったが、むしろこのような結果のほうがプロ野球の世界としてはリアルなんだとも思う。 一塁ベース付近でアウトの判定を聞きベンチに戻る立浪に、ヤクルトベンチからPLの後輩でもある宮本から花束が渡され、少し前までのスタンドの殺伐とした雰囲気はすこし和んだようにも思えた。

見ていたら、立浪は最後の打席で使用したバットは宮本に手渡し、最後の打球となったボールはスタンドへと投げ入れていた。 その、記念品のようなものに執着がないところも本当のプロなんだなぁとも思えた。 そういえば二千本安打達成のバットも、とある山奥の温泉宿に飾ってあったのを目撃したこともあるし。

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