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February 19, 2008

SESSION #149 「アナトリアは赤い河のほとり」

149_4791トルコの首都はイスタンブールでは無くて、アンカラ。

イスタンブールから東に500キロほど離れたトルコの中央部、アナトリアと呼ばれる地方にあります。

このアナトリア地方はイスタンブールより歴史は古く、今から4000年くらい前に、ヒッタイトという文明が栄えたのが起源のようです。

この写真はトルコでいちばん長い通称「赤い河」と呼ばれるクズル川。

ヒッタイト人はこの河が運ぶ赤い土を使って土器を焼いて栄え、やがて人類で初めて鉄器を造る技術を身につけメソポタミアを征服した、というのは世界史で習ったこと。

篠原千絵の「天は赤い河のほとり」というマンガを読んだことがある人は、そのあたり覚えているんじゃないでしょうか。

アンカラの中心部以外は、イスタンブールに比べれば相当な田舎なアナトリア地方。

しかし、田舎だからこそ世界遺産に登録されている場所もあり。

首都アンカラからさらに300キロほど南に下った有名なカッパドキア地方。

奇岩地帯で有名なこの場所は、かつて迫害を受けたキリスト教徒たちがこの奇岩地帯の洞窟に隠れ住んで形成された都市で、現在も洞窟のような住居に人も住んでいるという所。

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荒涼とした岩山と、洞窟住居の窓が点々と並び、山の上には岩作りの神殿が。

写真のとおり、これはもう、なにかファンタジーの世界のような場所でした。

いつか、あの山の上の神殿に神の鳥か龍でも舞い降りるんじゃないか、と。

イスタンブールの街が「魔女の宅急便」ならば、こちらは「風の谷」かそれとも「天空の城」か。

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しかし、こんな偏狭の地にもやっぱり攻めてくる者もいたらしく、その時は何千人といる谷の住人が一斉に、隠された地下都市へと潜り身を潜めたらしいです。

右の写真はその身を潜めたというカイマクルの地下都市。

これはもう、本当にファンタジーの世界だ!

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