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May 21, 2005

SESSION #065 「大記録達成の快挙か!?」

065前回のあらすじ
両国国技館で相撲を観戦したあと家に帰らず、総武線から京葉線へと乗り継ぎ行った先は・・・

(いきなりこれを読んだかたは、一つ前の「SESSION #064」からお読みください。)

京葉線といえば、中山競馬場に船橋競馬場。 この二つの競馬場に行くときにいつも乗る電車。 普通の人ならディズニーランドに行くときに乗る電車。 しかし、相撲の終わった午後6時から行く場所は、競馬場でもディズニーランドでもありません。

電車を降りた先は終点の海浜幕張駅。 そう、この臨海の新都心・幕張にある野球場、千葉マリンスタジアムで中日vs千葉ロッテの試合が行われているんです。 せっかく電車ですぐの場所にいるんだからこれは観ておかないともったいない。 最終の新幹線は東京発22時ちょうど。 球場から東京駅までは約40分。 9時くらいに抜け出せば楽勝で帰れる時間だし、まあ最悪の場合は試合の途中で帰ることになるけど相撲のついでと考えればそれでも充分か。

本当はこの日に立浪の二塁打記録でも達成してもらえれば最高だったのに、残念なことに前日の試合ですでに達成済み。 ならば川上と清水のエース対決がこの日の注目といったところだけども、まあビールでも飲みながら気楽に観るとするか。 そんな軽い気持ちで球場に突入。

試合はすでに3回の裏。 中日がすでに3点をリードしこれは楽勝ムード。 これならば気分良く帰れそうだぞ。 そんな感じで試合は淡々と進む。 が、場内がざわめきだしたのは5回が終わったころ。 ここまで川上は一人も走者を許さないパーフェクトピッチング。 観客が完全に異様な雰囲気に包まれだした6回もパーフェクト。

これは、もしかしたら・・・ このまま行けば完全試合か? 相撲のついでで来た野球観戦でもしかしたら歴史的な大記録を目撃できるのか? しかし、最後まで試合を見るとなると新幹線に間に合わないかも。 野球は観たいけど明日は仕事があるから名古屋に帰らなければならない。 なんとももどかしい状態。

そんなボクの不安をよそに川上は7回もパーフェクト。 観客の緊張と興奮は高まるばかり。 よし、それならば自分も最後まで見届け、夜行列車で帰るとしよう。 球場に残ることに腹を決め迎えたのは8回裏。 時間はまだ20時をすこしまわったところ。 今日の川上ならやってくれそう、そんな期待と予感をみんな持っていたような気がしたんです。


一球一球がこんなに息苦しく緊張感に包まれた試合を観戦したのは初めてでした。 それだけに8回2死からの、期待を打ち砕いたイ・スンヨプの打球がバックスクリーンに飛び込んだ瞬間のなんともいえない落胆の声と脱力感は家に帰ったあともずっと頭の中に残っています。

けっきょく完全試合は達成されず、1安打の完投。 しかしプロ野球史上2人目となる、全員奪三振という立派な記録を達成していたというのを知ったのはボクが知ったのは家に帰ってから。 準パーフェクトとなったこの試合は展開も早く、試合が終了したのは午後9時まえ。

試合終了まで観戦し、しかも新幹線にも間に合ってちゃんとその日のうちに家に到着。 しかもドラゴンズは勝ったわけだし。 すべて思いどおりに事は運んだハズ。 だけど、やっぱり惜しかったなぁ。 

勝ったのに悔しい試合なんてこれが初めてです。 こんな歴史的快挙の瞬間に立ち会えるようなチャンス、もう無いかもしれないもんなぁ。

(写真:完全試合をわずか1安打で逃した川上。 千葉マリンスタジアムにて)

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