« SESSION #034 「同郷の士」 | Main | SESSION #036 「2時間49分のラストゲーム」 »

September 26, 2004

SESSION #035 「天才クイズ」

東海地方の出身者なら一度くらいはきっと見たことがあると思われる、CBCテレビの「天才クイズ」。 昭和42年に放送を開始し現在日本で最長寿のクイズ番組となったこのおなじみの番組が9月25日に最終回をむかえました。

参加者は視聴者、しかも小学生ということで地元では世代に関係なく根強い人気を誇り、ボクのまわりにも出演経験がある人も多数いるというこの伝統のクイズ番組。 しかしながら近年の少子化の流れには逆らえず、昔ながらのボーイズ対ガールズというスタイルを数年前より小学校対抗のチーム戦に変更するなどしていました。 もう何年もこの番組を見ていないという人も多いと思いますが、近年はバラエティ色がかなり強くなり、内容も手を変え品を変えという具合になってきていたんです。

どうも悪い方向にむかっているような気がしていたのですが、番組終了にあたって製作側から出たコメントに「視聴率低迷」って言葉があるのをみて「やっぱり」という気持ちにもなりました。 バラエティ番組というのをあまり好まないボクにとっては残念とも思えるこの一連の結末にガッカリしています。 伝統の番組っていうものは変えてもいい部分と変えてはいけない部分の手の入れ方こそが難しいもの。 結果的に「天才クイズ」はその「手の入れ方」に失敗しちゃったわけだったんですね。

そういえばボクが小学生だったの頃、土曜日の夕方といえば必ず見ていたのがこの「天才クイズ」と中京テレビの「お笑いマンガ道場」でした。 「お笑いマンガ道場」のほうは全国に放映されていたようで知名度は高かったのですがたしか1994年ごろに終了になったはず。 あれもいい番組でしたよね。 その「お笑いマンガ道場」のレギュラーだった漫画家の鈴木義司さんも今年の7月になくなりました。

ボクの小学生の頃の名残がわずかながらもテレビの中に残っていたのに、それも最近はどんどんと消えていってしまいます。 これも時代の流れといわれればしょうがないのだけども、それだけに週刊誌やタウン情報誌などで近年よく見かける「昭和レトロ」のブームという言葉にはいささか胡散臭さを感じちゃいますね。 本当に昭和から残っているものや、今後も残してほしい昭和のものってのは何なのだろうかと。

「昔は良かった」、なんて言葉が出るようになったらそれは年寄りの仲間入りになる頃。 そろそろボクもどうやら年寄りの仲間入りのようです。

« SESSION #034 「同郷の士」 | Main | SESSION #036 「2時間49分のラストゲーム」 »