« SESSION #031 「大相撲名古屋場所」 | Main | SESSION #033 「気分も一新し、」 »

August 01, 2004

SESSION #032 「昭和の野球場」

032.jpg野球を観に行ってきました。 野球といっても高校野球。 しかも甲子園ではなく地方大会を。 毎年、地元の愛知県大会は母校の試合をふくめ何試合かは観に行っているのですが、今回は初めて他県の試合を観ようと大阪は藤井寺球場へと行ってきました。 対戦カードはPL学園と大阪桐蔭の決勝戦。 

藤井寺球場といえば、昭和の時代にプロ野球を見ていた人ならば当然のこと記憶にあると思われる懐かしの球場です。 大阪ドームができるまでは近鉄バッファローズの本拠地として使用されていたあの球場。 残念ながら現在はプロの一軍の試合は行われていませんが、二軍の試合と、そして高校野球の大阪大会ではメインで使用されています。

住宅街の真ん中に位置しスタンドのすぐ横には団地があり、スタジアム内では鳴り物を使用しての応援は禁止。 照明塔は外周の道路や隣接する民家にせり出しており、両翼は90メートルそこそこの小さなフィールドに手回しのスコアボード。 21世紀の現在、テレビ中継ではもっと華やかで小奇麗な野球場しか目にすることは無いけども、実はこんな前時代的な球場のほうが野球を「観る」ということにおいてはベストなのかもしれないです。

派手なアトラクションも無ければ、圧迫感のある屋根なんてものは当然無し。 上を向けば空が見えて、場内には風が吹いていて、その空間ではただ野球が行われているだけなんだけど観客と選手の間にはなんともいえない一体感がある。 ドーム球場が主流になった今、このなんともいえない感覚を味わうことのできる球場はもう日本にはほとんど残っていですよね。

そういえばボクが子供の頃に当たり前のようにあったパ・リーグの本拠地球場って今はほとんど残っていないんですよね。 南海の大阪球場、阪急の西宮球場、日本ハムの後楽園、ロッテの川崎球場、近鉄の日生球場、それからダイエーの平和台球場。 唯一残っているのは西武球場のみだけど、あそこも屋根付きに改装され、秋山がバック転をし清原が涙をながしたあの頃のイメージとはかなり変わってしまったっけ。 そして今年はそのパ・リーグさえも存続の危機に瀕している・・・

そんな時代にあって、一軍の試合こそは行われないけれどもこうして今も実際に野球も行われている藤井寺球場。 昭和の時代から野球を好きだった人ならば一度くらいはこれを観に行く価値は充分にあります。

プロ野球の球場としては甲子園・神宮球場に次ぐ長い歴史を誇る藤井寺球場。 初めて訪れた藤井寺で思い出したのは、豪腕でならした阿波野であり、ブライアントの場外ホームランであり、若き日の野茂であり、梨田や大石の好守であり・・・

合併やら1リーグ制やらでマイナスな話題しか上らない今のパ・リーグの現状からすると何もかも懐かしく思え、こうして昭和の球場が残っていることにホッとしている。 そんな自分に、なんだか知らないうちに年寄りになったんだなぁってことをとしみじみ実感しました。

« SESSION #031 「大相撲名古屋場所」 | Main | SESSION #033 「気分も一新し、」 »