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October 03, 2002

SESSION #008 「ラピュタのDVD」

買っちゃいました、「天空の城ラピュタ」のDVD。
自称・ジブラーですからね、何と言っても数ある宮崎作品のなかでもこれは一番のお気に入り。 DVDで出るのをずーーーーーーーーーっと待ってました。

さて、この「天空の城ラピュタ」の魅力って何なんでしょう?
「もののけ姫」や「千と千尋」みたいな観客動員を記録したわけでもなく「トトロ」のようにいまだキャラクターグッズが売れるというわけでもない。 「ナウシカ」みたいにその道の人達から絶大な支持を受けてるわけでもない。

ひと昔前の産業革命期のような鉱山の街。発達した飛行文明に空中海賊、石炭列車に自動車、その世界に住む魅力的な人々。 そして何より話の中核をなす天空に浮かぶ古代文明の城!

子供の頃、学校の図書館で読んでいたアンコールワットの遺跡やインカ帝国の話やムー大陸やアトランチスの話。 そういった「滅んだ古代文明」の話が大好きだったボクにとってはこの作品の世界はほんとツボをピンポイントで突かれたくらい魅力的だったんです。

この作品に出会ったのは、小学校四年生のとき母親に映画館に連れられて行った名古屋の映画館でのこと。  当時は宮崎駿の名前なんてのも知らず、ただ親にマンガを見に映画館へ連れて行ってもらえるって程度の思いで行ったんですが、それが面白いの何のって!

買ってもらった映画のパンフレットはボロボロになるまで読みつくしたし、テレビで放映されれば今でも必ず見る。それにビデオも含めて都合何十回、いや下手したら百回以上は見た作品です。 過去にたくさんのアニメや映画を見てきたけどこれだけ繰り返し繰り返し何度も見たのはこれくらいでしょうね。

基本的にはおとぎ話なんですけど、怪物退治もしなければ悪い魔法使いも出てこない。 けれどそれがかえって本当にこの地球に本当にあったお話のように思えてくる。 それに何より登場する人々はみんな仕事を持ち、ご飯を食べ夜になれば寝る。 こんな当たり前のようなことがちゃんと描かれており、だからこそ登場人物の一人一人が魅力的に見え、しかも作品世界をリアルに見せる。これができているアニメ作品って実はほとんど無いんですよね。

監督の宮崎氏自身が、「アニメの仕事を始めた時からやってみたかったのは子供の頃から空想していた世界のおとぎ話だった」って語っていたように、この作品は一言で言えば主人公の少年の成長を軸にしたおとぎ話なんです。 けれどそれは、既存のおとぎ話を必要以上に美化した一連のディズニーアニメや話古された日本の昔話とも違う、今まで見たことも無い、魅力的な世界でのドキドキワクワクするような面白い話。 難しい社会的メッセージなんてものもない、映画ってのはエンターテイメントなんですよ!っていうお手本のようなアニメです。

今回のDVDの発売は「千と千尋」の発売のときみたいなキャンペーンとかはやってなかったんですが、この作品の歴史的評価をもっと上げるためにもジブリには大々的なイベントや宣伝でもやってほしかったです。 「千と千尋」のDVD買ったときにはヘンなオニギリのフィギュアが付いてきたんですけどね。 あんなのいらないから今回はなんかオマケでも付けてほしかったですよ。

と、言うわけでさっそく買ってくるなりまた見ちゃいました。 もう音声を消してもセリフが頭の中に浮かんでくるくらいなんども見たのにもかかわらず最後までしっかりと鑑賞。 面白いし懐かしい。名作映画ってのはやっぱりこれくらいの魅力をもってないとね。

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